秋がぐっと深まるこの季節、那須塩原を訪れるなら絶対に外せないスポットがあります。
それが、紅葉の名所として知られる 「もみじ谷大吊橋」。
言わずと知れた人気観光地で、毎年多くの人が絶景の紅葉を求めて足を運びます。
吊橋の上に立つと、視界いっぱいに広がる赤や黄色の木々。
渓谷や湖面まで染め上げる壮大なパノラマは、思わず息をのむほど美しく、まさに秋ならではの特別な景色です。
今回は、そんな秋の旅にぴったりな「もみじ谷大吊橋」をご紹介します!
もみじ谷大吊橋とは?

もみじ谷大吊橋は、塩原ダム湖をまたぐ全長320m、高さ26mの本州最大の歩行者専用吊橋です。
橋は「無補剛桁歩道吊橋」という構造で作られており、通行部を補強する補剛桁を設けず、代わりに横方向に張られたワイヤーロープで強度を保っています。
そのため、橋脚の上に横に伸びる橋桁がなく、すっきりとした美しいデザインが特徴です。
揺れは一般的な吊橋ほど大きくなく、風にそよぐ木々やワイヤーロープの揺れが、心地よい非日常感を演出してくれます。
橋の足元は木製の板や隙間のあるグレーチングで作られており、下をのぞくと湖面や渓谷が透けて見えるため、まるで空中散歩をしているかのような感覚を味わえます。
また、四季折々で表情が変わるのもこの吊橋の魅力です。
春は新緑、夏は深い緑、冬は雪化粧、そして秋はまさに燃えるような紅葉の絶景。

特に10月下旬から11月中旬にかけての紅葉シーズンは、赤や黄色に色づいた木々が渓谷を彩り、思わず息をのむ美しさです。
もみじ谷大吊橋を渡ってみた!
吊橋を渡る前に、まず料金所でチケットを購入します。

実は私、高所恐怖症なのですが、橋の高さを見たときは「これなら大丈夫そう」と思っていました。
しかし、いざ渡ってみるとやっぱり怖い…(笑)終始手すりにしがみついていました。
とはいえ、揺れは想像していたほどではなく、安心できました。
以前、那須町のつつじ吊り橋を取材したときは揺れが大きくて怖かったことを思い出しました😅
それでも、吊橋からの景色は圧巻です。
左右どちらを見ても紅葉が広がり、見晴らしの良さはもみじ谷大吊橋ならでは。
高所恐怖症でも、思わず目を奪われる美しさでした。
もみじ谷大吊橋は【恋人の聖地】でもある
もみじ谷大吊橋は「恋人の聖地」に認定されています。
この認定は、NPO法人地域活性化支援センターが、日本全国の観光地の中から、プロポーズやロマンティックな時間にふさわしいスポットを選び、地域の魅力づくりや情報発信の一環として行っているものです。
その中でも、もみじ谷大吊橋は 2016年に「恋人の聖地 観光交流大賞」 を受賞しています。
吊橋の対岸には、シンボルモニュメントとして つがいのクマタカ像 や ハート型のベンチ が設置されており、カップルで手をつないで渡れば、特別な思い出がきっと心に刻まれます。

まさに、心理学でいう 「吊り橋効果」 を体感できる場所としてもおすすめのスポットです。
もみじ谷大吊橋には売店やレストランもある
吊橋を渡る前後には、森林の駅という施設があります。

こちらには売店やレストラン、直売所、ソフトクリームコーナーがあり、休憩やお土産探しにぴったりです。
ここでしか手に入らない もみじ谷大吊橋限定のようかんやご飯のお供(葉唐辛子佃煮、山菜わさび漬け、きくらげ)は、お土産にも喜ばれそうです。


さらに、元祖スープ焼きそば「栃木 釜彦」や、栃木名物「岩下の新生姜」コーナーもあり、地元ならではの味を楽しめます。


外には出店も出ていて、この日も名物の 「炭火焼き三福だんご」 と 「錦市場京丹波の焼きポン」 が並んでいました。


三福だんごは、「大福」「幸福」「裕福」の三つの願いを込めて作られた縁起物。

味は醤油味と、くるみ入り味噌の2種類から選べ、出来立ての温かさが少し肌寒いこの時期にぴったりのおやつでした。
施設情報
| 施設名 | もみじ大吊橋 |
| 場所 | 栃木県那須塩原市関谷1425-60 |
| 営業時間 | 4月1日〜10月31日 8:30-18:00 11月1日〜3月31日 8:30-16:00 |
| 定休日 | なし(飲食店の定休日は公式HPをご確認ください) |
| TEL | 0287-34-1037 |
| 公式HP | http://www.takahara-shinrin.or.jp/mori-no-eki/index.html |
利用料金は下記表をご確認ください。
| 区分 | 個人料金 | 団体料金 (20名様以上) | 備考 |
| 大人 | 300円 | 270円 | |
| 小・中学生 | 200円 | 180円 | |
| 障害者 | 200円 | 180円 | 身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方 |
| 高齢者(65歳以上) | 200円 | 180円 |
車で訪れる場合は、東北自動車道「西那須野塩原IC」 から国道400号を経由して約15分。
施設には無料駐車場(123台)も完備されています。
公共交通機関を利用する場合は、東北新幹線「那須塩原駅」 からJRバス塩原温泉行きに乗車し、「もみじ谷大吊橋」または「回顧橋」バス停で下車、徒歩約3分でアクセス可能です。


